カタルシスのジャケット写真

歌詞

カタルシス

雨ノ杏

もう蓋を閉じてしまおう 淀んだ水だらけのコップの蓋を

深いところにしまってしまおう 思い出さなくても済むように

声が聞こえる、声が聞こえる

誰の声、言葉でしょうか

言えなかった「ありがとう」 遅すぎた「ごめんなさい」

忘れた「いってきます」 消えてしまった「ただいま」

少し少しずつ溜まってった水が溢れてしまわぬようにひとり呟いた「おやすみ」

もう底を抜いてしまおう 蓋などさほど意味が無かったから

いっそコップを壊してしまおう 嫌な思いをしなくて済むように

音が聞こえる、音が聞こえる

これからどこへ溜めればいいの

見えなくなった背中 揺れていた唇

握れなかったあの手 ほどかれた小指

少し少しずつ溢れてゆく水が心を蝕まぬようにどうしたらいいですか

声が聞こえる、声が聞こえる

私の声、言葉でしょうか

言えなかった「ありがとう」 遅すぎた「ごめんなさい」

忘れた「いってきます」 消えてしまった「ただいま」

少し少しずつ溜まってった水が溢れてしまわぬように

言わなきゃ「ありがとう」 遅くても「ごめんなさい」

忘れず「いってきます」 消えぬうちに「ただいま」

少し少しずつ溜まってく水は溢れだす前に流しておけ

  • 作詞者

    雨ノ杏

  • 作曲者

    雨ノ杏

  • ミキシングエンジニア

    御二九

  • マスタリングエンジニア

    御二九

  • ピアノ

    のぶ

カタルシスのジャケット写真

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    カタルシス

    雨ノ杏

アーティスト情報

  • 雨ノ杏

    雨ノ杏 1998年8月21日生まれ。東京都出身。 葛藤、孤独、迷い——そんな“生きづらさ”を正面から見つめ、言葉と音に変えて届けるアーティスト。 幼少期から自身の特性や人間関係に悩み、生きづらさを抱えながら過ごす。大学卒業後は正社員として働くも、同じく生きづらさを抱える人に音楽を届けたい想いから作詞作曲を始める。 全楽曲の作詞・作曲に加え、ジャケット写真やMV制作までを一貫して自ら手掛けるセルフプロデュース型アーティストとして活動。 自身の感情や記憶を軸に、心を削るようなリアルな歌を紡ぎ、独自の世界観を作り上げる。 また、ひとり旅を愛するバイク乗りとしても活動中。YouTube「あめのばいく」では、愛車グラストラッカーとともに日本各地を旅する様子をモトブログとして発信。楽曲からは想像できないような、親しみやすい自由な口調が注目を集め、投稿開始2ヶ月で登録者1,000人を超え、現在は3,000人と着々と人気を伸ばしている。 2024年より本格的に音楽活動をスタートし、代表曲『懺悔』『虐げられる者たちへ』『路頭』『P/you』などを次々と発表。 2025年には『ヤマアラシ』を自ら制作したMVと同時リリースし、心締め付けられる映像表現に反響を呼んでいる。

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