歌詞

最後に見た君の背中は

春の匂いをまとってた

言いかけた「ごめんね」が

喉の奥で滲んで消えた

昨日まで当たり前だった

カップの跡も　声のトーンも

無くなって初めて気づくんだ

僕の世界に君がいたこと

どうして　手を離したんだろう

君のいない部屋が広すぎて

言葉よりも重い沈黙が

心の奥でまだ鳴り響く

「さよなら」じゃ終われないよ

君の笑顔がまだここにある

夜更けに聴くあのメロディ

君が好きだった曲（きょく）が

やけに胸を締めつける

何もかもが君を呼んでる

置き忘れた傘ひとつ

思い出が増えていくたび

どんな未来も霞んで見える

君がいないだけで

どうして　あのとき強がったんだろう

素直になることが怖くて

あの手を握れなかった僕は

今も夢の中で探してる

「さよなら」って言えたなら

こんなに苦しくなかったのに

窓の向こう　季節が変わっても

時は僕を置いていく

君の笑顔　君の声

今も心で呼んでいる

どうして　手を離したんだろう

君のいない部屋が広すぎて

言葉よりも重い沈黙が

心の奥でまだ鳴り響く

「さよなら」じゃ終われないよ

君の笑顔がまだここにある

どうして　あのとき強がったんだろう

素直になることが怖くて

あの手を握れなかった僕は

今も夢の中で探してる

「さよなら」って言えたなら

こんなに苦しくなかったのに