歌詞

カースト表の 一番下

「私なんて」 生きるだけの ガラクタ

壁にもたれ 薄く笑う

「ほら 誰かに 見つかる前に」

すれ違う あの子のリップ

私には 似合わない

でも 試しに 塗ってみた

全部 塗り潰したくて

きっと どこにも 行き場はない

何者にも

なれやしない

正義 だとか 愛 だとか

一体 どれほどの値打ち？

叫んでも 誰も 聞こえない

冷たい 罅の 窓が 笑う

嘘ぶいた 心の形

憐れみの 雨が注ぐ

掴みたい ものなんて 何もない

砕けた プライド 踏み潰して

「どうせ」 口癖に していた

それすら うまく 言えなかった

薄い 希望に しがみついて

そっと ため息を 殺した

強がる ばかりの 日々の中

誰かを 見下す ことで 保つ 行き止まり

あの子が 見せた 優しさに

凍えた 唇が 震えた

「私なんて」 呟いた

その影で せせら笑う

どこにも 行けない まま

ただ 見下し ただ 見下され

穢れた 自分 突き刺して

溺れていく 呑み込んでく

叫んでも 誰も 聞こえない

冷たい 罅の 窓が 笑う

嘘ぶいた 心の形

憐れみの 雨が注ぐ

掴みたい ものなんて 何もない

砕けた プライド 踏み潰して

意味なんて どこにも ないのに

それでも うまく 笑えなかった

鏡の中で 囁いた

「お前も 同じ だろ？」

それでも 笑い 返した

それでも 少し 震えた

叫んでも 誰も 聞こえない

冷たい 罅の 窓が 笑う

嘘ぶいた 心の形

憐れみの 雨が注ぐ

掴みたい ものなんて 何もない

砕けた プライド 踏み潰して

「どうせ」 口癖に していた

それすら うまく 言えなかった