慟哭Riotのジャケット写真

歌詞

未完成ブルー

K1N0

時計の針が 午後四時を指す

教室の窓 夕陽が滲む

遠ざかる笑い声の中

ひとりだけ 取り残されたみたい

白いシャツが 風に踊って

夏の匂いが かすかに香る

「変わりたい」と思うくせに

僕の足は まだ動けなくて

影が伸びる その先に

僕の未来は あるのかな

駆け出したい でも怖くて

ただ空を見上げてた

青空が広がるたび

この胸 ぎゅっと締めつける

「どこへだって行けるはず」

そう言った君が 眩しすぎて

追いかけても 届かないまま

風に消えてく言葉たち

君の背中 遠くなるたび

涙さえ 追いつけない

鏡に映る 私は誰?

思い描いた自分と違う

「頑張れば変われるはず」

そんな言葉も信じられない

自販機の前 みんなと並ぶ

手に取るレモンティー いつもと同じ

「変わらなくちゃ」って思うくせに

結局また 流されてく

隣のあの子は 夢を語る

私はただ 笑って頷くだけ

「置いていかれるのが怖い」

そんな言葉も 飲み込んで

青空が広がるたび

比べてしまう 自分のことを

「私もきっとできるはず」

そう言い聞かせて 目を伏せた

この風に 乗せた言葉

届かないまま揺れていた

未来なんてまだわからない

それでも 進めるのかな

「もうやだ!!」って

声が千切れそうになった

うまく笑えないなら

いっそ泣き叫んでしまいたい

夢も希望も知らないまま

踏み出せずにいた昨日を

置き去りにして 走り出す

壊れそうな この声で

青空が広がるたび

涙なんて もういらない

「どこへだって行けるはず」

そう叫んだ風の中で

震えた指で掴んだ未来

壊れたままでもいいから

涙さえ 追いつけないなら

この空を 駆け抜けて

風に舞った一枚の葉が

空に溶けて消えていく

「また明日ね」って笑った君は

どこまで 進んでいくんだろう

  • 作詞

    K1N0

  • 作曲

    K1N0

  • プロデューサー

    K1N0

  • ボーカル

    K1N0

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