汗ばんだ肌に寂しさが
へばりついて冷え切ってしまった
雲の隙間から月が刺す
ひとりぼっちの僕を照らした
線香花火が落ちる前に
あなたが残した影は
今も消えない
あぁ、未だ僕を満たすのは
あの日焼き付けた記憶だけ
2人ただ、寂しさを抱いただけなのに
愛と勘違いしてしまった
この暑さにやられぬように
波に流されるままに
ひまわりもとっくに顔を上げて
照りつける太陽に笑いかけた
今でもあの声がこだまする
立ち止まった僕を急かすみたいだ
陽炎が僕らを惑わした
2度とは戻れないあの時
今も思い出す夢の続きは
僕1人じゃ綺麗に描けなくて
あぁ、未だ僕は満たされぬまま
儚い温もりにまどろんで
ただ一言伝えられたなら
渇いた喉を潤すのは
あの日焼き付けた記憶だけ
勘違いしたままでもいいだろう
この暑さにやられた僕を
波よ、どうか連れ去って
- 作詞
小川雄一郎
- 作曲
小川雄一郎
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夏の幽霊
小川雄一郎
アーティスト情報
小川雄一郎
2004年生まれ ジャンルレスなサウンドが魅力の大学生シンガーソングライター
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