クリストフ・グラウプナー トリオ・ソナタ ハ長調のジャケット写真

クリストフ・グラウプナー トリオ・ソナタ ハ長調

トラックリスト

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[楽曲解説]
クリストフ・グラウプナー[Christoph Graupner](1683 - 1760) はドイツの作曲家で大バッハ(J,S.バッハ)と同じ時期に活躍していました。ライプツィヒの聖トーマス教会のカントル(音楽監督)にバッハが選ばれた際にグラウプナーが推薦状を書いたという逸話が知られています。彼の人柄が偲ばれると共に、バッハをよく知っていて、大変に高く評価していたことが判ります。また、彼の残した楽譜はダルムシュタットの城に城主の命で、封印されていたため、散逸を免れたものの、彼の名は人々に知られぬ存在となっていました。近年、これらの作品は演奏される機会も多くなってきています。
今回、我々が演奏した曲目 [Trio C-dur Trio, a Fagott, Chalumeau e Cembalo GWV 201] はファゴットとバス・シャリュモーの二つの低音を受け持つ管楽器と通奏低音の為に書かれた珍しい編成のトリオソナタです。緩-急-緩-急の4楽章からなる教会ソナタの形式で構成されていて、遅い楽章と速い楽章が交互になっています。このビデオでは楽章どうしが相互に引き立て合う関係にあることを感じて頂けるよう、楽章間の間合いを考慮して撮影を行いました。ファゴットとシャリュモーが奏でる旋律をチェンバロとコントラバスによる通奏低音が支えて、立体感と奥行きを造り出しているところにもご注目下さい。録音、録画を行った会場(サローネ・フォンターナ)は木造建築の粋をこらした建造物で、音響も大変に優れています。これからも永く、良い状態が保たれることを期待しています。
永谷陽子:バロック・ファゴット Baroque Fagotto (Bassoon); Peter de Koningh 作 2000年 T.プルドーン・モデル(1760年頃)
上村千春:バス・シャリュモー Bass Schalumeau; Andreas Schöni 作 2018年 デンナー・モデル(17世紀頃)
西澤誠治: コントラバス Contarabass:Giovanni Paolo Maggini 作 "Dumas"(1610年頃)
加久間朋子: チェンバロ Cembalo:柴田雄康 作 1982年  フレミッシュ・モデル 一段鍵盤チェンバロ (17世紀)
[スタッフ]
チェンバロ技術、録音:山上洋路
撮影、編集:田村雄一(アトヨンサウンドファクトリー)
      長竹 篤史(アトヨンサウンドファクトリー)
[収録機材]
カメラ:SONY; FX3、α7sIII
*参考:グラウプナー協会 URL: https://christoph-graupner-gesellschaft.de/

アーティスト情報

Chiharu Classic & Non Classic