

湯気が
ゆっくり
のぼっていく
窓の外は
まだ静かだった
街も
眠ったままで
時計だけが
今日を知っていた
白い湯気が
少し揺れて
部屋の空気を
やわらかくした
昨日のことは
思い出さなくても
今日はちゃんと
始まっていく
白湯を
飲んでいた
それだけで
よかった
少しずつ
体の中へ
朝が
入ってきた
カーテンが
風で揺れる
遠くで
電車の音がした
何かを急ぐ
朝じゃなくて
何もしない
朝でもなかった
静かな時間を
飲み込むように
湯気だけが
部屋を満たしていた
白湯を
飲んでいた
言葉よりも
あたたかかった
今日という日を
迎えるには
これくらいで
十分だった
海の匂いが
少しだけ
まだ残っていた
朝は
遠くじゃなく
この部屋に
来ていた
白湯を
飲んでいた
今日もまた
飲んでいた
変わらないことが
少しだけ
うれしかった
湯気が
ゆっくり
消えていった
- 作詞者
YOHAKU
- 作曲者
YOHAKU
- プロデューサー
YOHAKU
- ラップ
YOHAKU

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白湯
YOHAKU
アーティスト情報
YOHAKU
言葉にならなかったものを、そのまま残す音。 静かなトラックに乗せて、日常の中にある違和感や余白を描く。 特別じゃない時間、名前のつかない感情、 消えなかったものだけを拾い上げるように。 強くは言わない。 でも、確かにそこにある。
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