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新潟の冬は厳しい。大量の降雪が街を覆い、雪が降らない日も曇り空が続く灰色の風景が日常となる。4月1日に生まれた新潟のラッパーのFoolsdayboyがその始まりの日にリリースする本作は、自らが育った街に根差した冷気を纏う作品だ。
全曲のプロデュースは、これまでにもアルバム「Stay Foolish」などでタッグを組んでいるWooRockが担当。また、同作にも参加していたプロデューサーのFuji Roseも3曲で共作、客演にはFoolsdayboyと共にコレクティヴ「RUBiK」を組むsagwonを迎えている。ミックスはIk0aN(02Heaven)、マスタリングはYusuke Hayakawa(STB CREATIVE STUDIO)が担当。アートワークを手掛けたRUBiKのfu34shi含め、全員が新潟を拠点に活動している人物だ。
そんな布陣で挑んだ本作のコンセプトは、「寒さ、冷たさ」。サウンドの基本となっているのは現行フロリダ勢が取り組むメロウでスムースな「モーション・ミュージック」だが、その冷ややかな音像は亜熱帯に位置するフロリダのそれとはどこか異なるものだ。Foolsdayboyはそのビートに乗り、新潟の冬の厳しさを見つめた描写をしなやかなフロウで披露。また、厳しい冬もやがて乗り越えて春になるように、後半には光が差すように明るく穏やかな時間が訪れる。まさに冬から春に向かう街の空気を、音とリリックの両面でパッケージした一枚となっている。
2000年4月1日生まれ、新潟出身のラッパー/ビデオ・ディレクター。同じ新潟出身のラッパーのsagwon、イラストレーターのfu34shiと共にコレクティヴ「RUBiK」で活動する。2020年からラッパーとしてのキャリアをスタートし、始めた年のうちに1stフルアルバム「Awesome Fools」をリリース。その後もEPやアルバムなどをハイペースで発表し、作品を重ねるごとに新たなラップスタイルやサウンドを開拓する挑戦的な姿勢を見せている。また、2024年頃からはビデオ・ディレクターとしての活動を本格化。2025年には映像ブランド「CubeOwl Film」を始動し、Gam BallやVCE NAVAなどのMVを手掛けている。2025年にはアルバム「Stay Foolish」でフロリダ勢からの影響を消化した新たな音楽性を提示し、同作から5曲のMVを発表。ラップと映像の二つの分野で精力的に活動し、ハードワークの中で成長を続けている。
RUBiK