少年と狼のジャケット写真

歌詞

狼煙

唄人羽

狼煙

銀色の狼の足跡をみつけた三本のあいつだ

闇の中憎悪に歪む男の顔が月夜に照らされた

「やっとみつけた…必ずこの手で…」

「さぁこい!ヤマイヌ!どれだけ逃げようとお前を撃ち抜き毛皮を剥いでやる!」

「あの日お前に殺されたアイツの恨みは片足だけじゃオレは終わらせない!」

狼の背に乗った少年は揺れながらそっと口ずさむ

月夜を灯す歌…遠吠えひびく…二人は歌い合う

その旋律に…ひりつく銃声

刹那に銃弾が狼の身体かすめ熱く焼けた鉛が影を切り裂く

身をよじり駆け出す狼にしがみつく少年の姿は怯え震えていた

狼は守るように…少年を振り落とした…銃弾が当たらぬように囮になりながら

少年は泣き叫んだ「逃げろ!」と手を伸ばした…それをみた男が笑いもう一度構える

さぁゆけ!森へとアイツがいない方へと

銀色に輝くその毛をなびかせ

振り向くなまだ銃口が君を睨んでいる

音速を越えて飛ぶように闇を走れ!

男が追いかけ銃弾を撃ち放つ

狼は森に消え舌打ち鳴らす

少年の髪を掴み殴り唾を吐いた

意識薄れる中———森を見つめていた———

  • 作詞者

    安岡 信一, 本多 哲郎

  • 作曲者

    安岡 信一, 本多 哲郎

少年と狼のジャケット写真

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