透ける (feat. 名村辰)のジャケット写真

歌詞

透ける (feat. 名村辰)

鈴木花壇

迂闊に踏み込んだ正夢 抜け出せずに

今日の雨宿 いつもより 長引く予感

少し遅い朝

小雨が葉を鳴らして思わず目細めた

幼いけれど強かなその音に

僕らは呑み込まれた

見えなくたって確かにある

きっと言えなくたって言葉になる

僕を残して大人になる街で

知らない君と視線が合う

喜びの歌を歌いながら悲しい顔してるのはなぜ?

何かに怯えた 君の横顔

全部良くなる予感しかないわ

足を止めて いまは流れる時に身を任せて

ただゆっくり ね

じっと待つのは性分じゃないけど

もう少しだけ何もしないでおこう

低い屋根の下で この迷子同士で

口は開かず 喋っていよう

いつも何かを探してる

特に失くしたわけではないのに

知らないことだって分かってるフリして

背伸びして着飾る僕を

熱が見つけすっ飛ばした

鉄塔ガスは天に溶け

吹かした煙の影と

混じって黙って上がってく

もうそろそろ雨があがってくような

気配を感じて鳴く鳥

名前のない彼はただ一人

いつもよりも遠くへ飛んでいく

透明な世界を運んでいく

水溜り どこか窓から流れてくる

ピアノの調律が聞こえる

乱されずに

帰り道 二人は足止め

交わす言葉なんか見つからない

でも何か告げる意味はないわ

ため息 君は言葉足らずを少し悔むみたいに

でもずっと伝えられず仕舞いなんてことはない

弱る雨のなか

水の中に落ちた逆夢

息もできぬ湿度 立ち尽くす

生い茂る草木に溶け込むように

今だけをただ感じてる君

見失ったりするわけがないわ

全部良くなる予感しかないわ

君は静かに 雨に透けている

  • 作詞

    名村辰, 鈴木花壇

  • 作曲

    名村辰

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    透ける (feat. 名村辰)

    鈴木花壇

作曲 / 名村辰
作詞 / 名村辰、KADAN
アレンジ / KADAN

ベース / 秋元優里

Composed by Namura Shin
Lyrics by KADAN, Shin Namura
arranged by KADAN

Bass: Yuri Akimoto

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