

肌を夕焼けに焼かれる タワーマンション
首都高速道路 宵はもうすぐそこ
暮らしの連続に影を落とす後部座席
あの家のベランダに小さなサッカーのユニフォーム
きっとまた未来が作られていく確実に
のどかだったなあ 楽しかったなあ 九十九里
なんだか眠たい どうにも眠たい
もう夏が近い
カラスが電線をつついています
この五線譜の上だけは嘘や不安もない
随分遠回りしてきた
何かが起きることを待ちくたびれて
あーもうこのまま何もしたくない!
そんな夜にこそ 街を捨てろ 日々を拾い続けろ
叩けば叩くだけ歪むギター
がなればがなるだけ嗄れる声
抑えれば抑えるだけ固くなる指先
ごめんなさいすみません すり減っていく若さ
下手に出れば出るだけ付け上がっていく大人
つけばついただけ 嘘は上手になっていって
ねえねえ姉ちゃんなにか落としましたよ
そこらじゅうに「本当」が転がっています
そこらじゅうに「あなた」が転がってるぞ
忘れてしまうよね 背伸びしていた10代
あの時のように笑うことも泣くことも
下手くそになったな
まん丸くなったように見えているでしょ?
あたし 丸くなったわけじゃない
瞳の奥は腐ってねえぞ
この六限の上でだけは私を救いたい
随分ひねくれてきちゃったな
何とかなる を履き違えて
あーもうこのまま死んでいきたくない!
そんな夜にこそ 街を捨てろ 歌を歌い続けろ
この五線譜の上だけは嘘や不安もない
随分遠回りしてきた
何かが起きることを待ちくたびれて
あーもうこのまま何もしたくない!
そんな夜にこそ 街を捨てろ 日々を拾い続けろ
御歳50歳のボクちゃんも15才の姉様も
褒めて欲しいのよ 褒めて欲しいだけ
もう少しで夏が来る 秋は既にすぐそこよ
寒い寒い冬が来て 春にまた連れ去られて
またひとつ大人に 日々どんどん鈍感に
街が人を狂わせて 人が街を狂わせる
私はこの街を出ます どうかどうか元気でね
またなにかの兆しがあるまではきっと会えないです
あなたも同じ 私と同じ
拾うことも捨てることも自由自在な 東京
肌を朝焼けに焼かれる 駅のホーム
小田急小田原線 朝はもうすぐそこ
暮らしの連続に影を落とすぐしゃぐしゃの顔
窓に写ってる こうしちゃいられない
- Lyricist
rico endo
- Composer
rico endo
- Producer
rico endo
- Guitar
rico endo
- Vocals
rico endo

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rico endo
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