歌詞

いつかは離れてゆくのでしょう

風に混ざる茜に 褪せた項とあなたの顔

飾らない街を揺らす漣

意味を持たざる声が波間に煌めく

その時まで

いつから歩いているのでしょう

掠れた声 波音

斜陽差す六畳の心

意味のない言葉を並び立てて

決別することさえ

できぬまま陽が暮れていく

今日が終わって明日が来て

また忘れることが怖かった

書き留めた感情もいつか

忘れてしまうのかな

いっそ消えてしまえばよかったのにな

過ちや後悔だって全部 全部

いらないもの

「いつかまた」のいつかって

いつになれば来るんだっけ

泣きじゃくる影を置き去る夕焼け

いつまで憶えていられるでしょう

重ねた日々 笑い声

西日の影 誰かの顔

終わりのない夢のようであり

夜が朝を呼ぶ頃

知らずに忘れる歌のよう

今日が終わって明日が来て

また忘れることが怖かった

書き留めた感情もいつか

忘れてしまうのかな

きっと消えてしまった記憶の音

暮れていく今日は、沈んでいった昨日は

どこへ行くのだろう

心の奥の空白で

泣いていたのは誰だっけ

陽が沈む前の僕らが眩んでゆく

きっと綺麗なものじゃない心は

過ちや後悔だって全部 全部

抱えていくんだろう

苦しくなるその前に

居場所を思い出せるように

今、黄昏の中で

沈みかけた陽が照らした心の跡

確かな昨日を紡いで選んだ今日を

忘れないなら

さよならだって大丈夫

僕らならきっと大丈夫

朱く染まる青い日の終わりを

沈むまで待っていようか

なぁ、

夕焼け