歌詞

約束の指輪が　小指に移った

前に立つあなたは遠い　今は

触れそうで触れないのは

昨日の言葉が過ぎてくから

誘われ　あなたの横　夕焼け香る

波の綾を横目に歩いた　あぁあ

戻れそうで戻らないのは

感じる距離が遠ざけるから

紅に沈む踏切と

終わったはずの風鈴　唸り

クダラナイ事は沢山思いつくのにな

どんなにそこにいたって

こころの空は　くれないから

どこまで行っても変わらない

あなたの瞳

指の隙間に伝う　砂 私みたいで

リネンに透ける肌

囚われないように　まだ

夕暮れ間　二つの影

狐日和でかまわない

ズルしちゃったってかまわない

あと一歩　あと一歩って

追いかけ　手を伸ばした

なんにも無い様なフリして

笑ってた

私の何かが変わった

わが恋ひわたる　この月のころ

秋の月舞い降りる　歪な夜を背に

あなたは私を覆った　あぁあ

忘れてたこの香りと

ダリアの花が　咲き乱れてる

願ったのは　余白の無いノート

書き記した

どこにも無い物語のようなお姫様

漣揺れる目に　写る空　淡い面影

深夜のサイレン 二人の嘘

狐日和でかまわない

いつまでまっても叶わない

あとちょっと　あとちょっとって

言い聞かせて　嘆いた

わからないけど　わかった様な

フリをした

あなたの何かが見えた　気がしてた

大人の恋をした

だけどそれが　あぁ

狐日和でかまわない

ズルしちゃったってかまわない

あと一歩　あと一歩って

追いかけ　手を伸ばした

なんにも無い様なフリして

笑ってた

私の何かが変わった

傷ついてもかまわない

いつまで経っても叶わない

あとちょっと　あとちょっとって

言い聞かせて　嘆いた

わからないけど　わかった様な

フリをした

私の最後の強がり

わが恋ひわたる　この月のころ