急いで急いできたけれど
何にもならなくて
気づけばいつのまに
ヨーイドンの銃声が
鳴らされていたことすら
知らなかったことに
今更気づいている
流れゆく毎日,変わりゆく友人
いつの間にか孤独に立ち尽くす日々
下を向きながら歩いている
色のついた道もなく白線すらもない
暗い黒いアスファルト早歩き
頬をつたう雨粒と共に帰路につく
そのうち帰路もわからなくなって
暗闇照らす灯もなくて
迷子の迷子の子羊ちゃん
あのいつもの道の往復切符は
もう,要らないからと
捨て去ったけど
どこへゆけばわからなくなって
自由になったつもりが
また泣いているのはなぜ?
昇進というゴールを切り
また走る友人や
しあわせそうに家庭を築く
可愛いあの子
新しい道切り開いて
やりたい事で仕事する
笑顔の絶えないSNSが溢れてゆく
そんなこと裏腹に
僕はなにをしたいかも
なにがしあわせかもわからないよ
比べてるわけじゃないのに
涙が出るの。
何も持ってない
自分にさ 苛立ってさ。
あぁそういやあ
スタートダッシュは1番だったよ
そんな過去にすがりつく
自分には絶対になりたくないのに
今はそんな事しか思い浮かばなくて
そういや長距離走は
苦手だったなぁ。
今日も暗闇をうろついて
もう疲れてはなにもかも
どうでも良くなって
すれ違う誰かも知らないある人に
手のひらのガラクタを見せたんだ
どうすればいいですか?って
なんにもならない
一欠片を手にとって
その人は魔法をかけた
ガラクタの一つが魔法の種になって
育てるも育てないも自由だよと。
…ありがとうございます。
その種はすぐ,
小さく灯を焚いていた。
僕はもう少し生きたくなったよ。
- 作詞
うおちゃん。
- 作曲
マウントシューシュー
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急いで急いできたけれど (feat. 知声 & さとうささら)
ココロノハテ
言葉に癒しと喜びを,音楽とともに」をコンセプトに楽曲を提供する「ココロノハテ」の3rdシングルリリース。人は誰しも抱えてたり溜め込んでたりするものを,叫ぶことなくぐっとこらえている。それでも人は生きていく。確かに夢や希望は自分の中にある。でも,それを叶えられない自分と向き合うときにこそ人は強くなれる。「マウントシューシュー」が,内省的な歌詞で綴られる言葉に次々と変化するメロディーをつけていく。知声がメインボーカル,さとうささらがコーラスを担当する。