Lyric

風鈴が風を鳴いて

寝ぼけてる

星の無い 君は夜

呑み込んだ 声は遠く

鈴の音に掻き消されてく

夏色の君を知って 少しだけ

暮れなずむ 部屋の中

来年もそれはきっと 変わらずに そのままで

息継ぎも忘れるほどに 嘘はきっと明日も嘘のままで

嗚呼

「別の曲がいいかな？」ってさ 君の曲 流れてく

今日も灯りが落ちて 視界が揺れて

魔法が解けるように

「綺麗だね」呟く 独り言

焦げ付いた糸が 呪いをかけて 離れられないように

火をつけた それだけ。 花弁は爆ぜて

陽炎はまだ伸びてゆく

戻らない昨日は嘘のままで

嗚呼

幸せが叶うならさ 今すぐに 答えてよ

きっとありふれている 何処にでもある 拙い2人だって

「笑ってよ」いつもの 独り言

香水が香る 記憶になって 忘れられないように

火をつけた それだけ 思い出が爆ぜてゆく

風鈴が風を鳴いて

寝ぼけてる

星の無い 君は夜

呑み込んだ 声は遠く

鈴の音に掻き消されてく