Lyric

目を閉じて　街のざわめきに耳を澄ます

交差点に咲いた音の波

君が笑った　その瞬間

街が息を吹き返す

背中に積もる　昨日の灰を払い

この日を　両腕で迎えにゆこう

君がくれた　そのまなざしが

僕の迷いに　灯をともした

風が紡ぐ　まだ名もない旋律

忘れていた鼓動が　そっと目を覚ます

光の中で踊ろう　瞬きも惜しいほど

君の存在が　僕を鼓動の真ん中へ導く

震えはもう怖くない　愛が輪郭を描くから

この光の中で　命を歌うように踊ろう

ときどき　影に紛れて迷っても

君の声が　標識のように胸に灯る

折れた地図を　ふたりで広げて

僕らの足音で　世界を編もう

星が囁く　希望の居場所

鼓膜に触れる　鼓動の小さな炎

光の中で踊ろう　時間さえも溶ける場所で

君がいることで　僕は生きる意味を知る

何も遮らない　愛が揺るぎない軌道になる

この光の中で　名もない祈りを舞わせよう

たとえ雨粒が　今日を曇らせても

君となら　その雫さえ祝福に変わる

未来を祈るより　この一瞬を踊りきろう

重ねた足跡が　明日を導くから

光の中で踊ろう　かけがえのない刹那に

君がいることで　世界は色を取り戻す

恐れを抱いてもいい　愛が輪になって守ってくれる

光の中で踊ろう　僕らの詩を解き放とう

君と僕の物語は

まだ第一章の途中にある