

空に残った呼び声が
聞こえた気がしたのは
足もとに影が落ちていたとき
遠くも近くもないとき
すくんだ親指が
裏通りで佇んでいる
穏やかに浸透する
屋根を伝った雨水を
掬い取って洗い流す
広がる薄い青の向こうに
何かを見つけてみようと
ずっと今も目が離せずにいる
露に濡れた表面が
乾かないまま
放り出されて
飛び降りた土くれの上
粉砕された骨に響き
別れを告げて塵になる
煤けた文字をなぞりながら
それすらも忘れ去る
柔らかな甘い匂いが
訪れて、幾度も見送り
変わらない形を保ったまま
涙も汗も同じになってしまった
塊となってしまった
こそばゆい木霊が
耳を掠めて消えていく
小賢しく犇めきあい
貶めて濁ったブラウン管
交差する信号を閉ざし
無数の星を数える日々に
終わりを見出せないまま
空を切った指先が枯れていく
飲み込んだ唾が詰まって
引っ付いたまま
捻じれている
地面に吸われて揶揄われ
遊んだミツバチたちが
密を求めて行き交っている
掛ける声を思い浮かべようと
それすらも戸惑う
頭上に溜まった微熱が
冷え込む月明り
ゆるやかに現れた街明かり
その向こうにある
かすかな空間に
吸い寄せられている
揺れた炎の影を携えて
視界を装っている
偽りが重なって
終点に変わって指さした
呼ばれた声に合図して
振り返ることも応えもしない
すり抜けた月夜を見送った
それすらも忘れ去った
- 作詞者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 作曲者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- プロデューサー
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- その他の楽器
福 水琴 - Fuku Mikoto -

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- ⚫︎
残像の刹那
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 2
わだかまり
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 3
明朝
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 4
夢遊
福 水琴 - Fuku Mikoto -
さえずり
断片化された音と声が、空間の中で配置されるミニマルなEP。
アンビエント/ローファイを基盤に、テクスチャの推移のみで構成される5曲。
声は中心に留まらず、距離と層を変えながら漂い、
各トラックは独立しながらも、同一の空間構造を共有する。
雲の歌
残像の刹那
わだかまり
明朝
夢遊
作詞:福 水琴
音楽制作:Suno AI / Producer.ai
アーティスト情報
福 水琴 - Fuku Mikoto -
音が立ち上がり、碁石のように花開く。
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