さえずりのジャケット写真

歌詞

わだかまり

福 水琴 - Fuku Mikoto -

ぬくもりを遮って

押し戻された風を追って

掴んでみた日差しは

手のひらに沁み込んで

体温を攫っていった

足元から連なる

影の形を空へと送り

にわかに先立つ予感に苛まれ

声を忘れたまま滞っている

カラフルに彩られた空の風

ひと吹きでいくつもの

花びらを攫っていく

この身の軽さに慄きながら

賑わいを遠くへ追いやって

居場所を掘り当てようと

指先を這わせる

爪が弾かれ、攫われた

喚く間もなく

鳴く暇もなく

剥き出しになった根っこ

躓かせては笑い合う

刻一刻と侵食されて

不快な匂いを運びながら

姿を変えていった

解けた若葉を

羨むことも蔑むこともなく

流れるように跡形もなく落ちていく

昼間の太陽はもう居ない

ゆっくり沈んだ壁に絡んだ風

行き場所を探して

部屋の中を行き来する

力なく頬にあたってすり抜ける

浸透した空気となって自滅する

どこにも行けなかったと

小さく呟き

喉の奥から吐き出される

叫ぶ間もなく

晒す暇もなく

幾度も繰り返す

再生の息吹きに耐えかねて

暗がりで星を数えている

届きそうな言葉を並べて

数えている

少し冷たい部屋に迷い込み

ゆくりなく前進する

まどろんだままの景色たち

あてもなく散り散りに飛んでいく

乾いた窓ぎわで飲み込まれ

渦巻いたまま

鼻先で消えていった

留まる間もなく

還る時もなく

  • 作詞者

    福 水琴 - Fuku Mikoto -

  • 作曲者

    福 水琴 - Fuku Mikoto -

  • プロデューサー

    福 水琴 - Fuku Mikoto -

  • その他の楽器

    福 水琴 - Fuku Mikoto -

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さえずり

断片化された音と声が、空間の中で配置されるミニマルなEP。
アンビエント/ローファイを基盤に、テクスチャの推移のみで構成される5曲。

声は中心に留まらず、距離と層を変えながら漂い、
各トラックは独立しながらも、同一の空間構造を共有する。

雲の歌
残像の刹那
わだかまり
明朝
夢遊

作詞:福 水琴
音楽制作:Suno AI / Producer.ai

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