

よぉ……聞いておくんなせぇ
世の中ぁ うまく出来ちゃぁ おりやせん
笑うてる顔の その裏で
なにを思うて ござんしょうなぁ……
ころり ころり
舌がまわれば 世もまわる
ころり ころり
笑うて見せても 裏がある
ころり ころり
転がるほどに 軽くなる
けれど 心は
重たく 沈むばかり
あっしはただの 語り手で
人の噂を 煮しめるだけ
旨ぇ話にゃ 棘がある
それでも皆 耳を寄せる
義理だ情けと 並べても
最後は己の 腹ひとつ
こぼれた言葉を 拾い集めて
今宵もひと席 つとめやしょう
へいらっしゃい 寄ってらっしゃい
口八丁で 世渡り商売
べらぼうめ って顔して笑うが
腹ん中じゃ 銭を数える算段
ひとつ転がりゃ ころりと化ける
人の心は まことにあてにならねぇ
義理も人情も 飾りの札で
裏じゃ誰もが 値踏みの最中
きれいごとなど 風に流して
残るは欲と ちぃとの見栄だけ
…おっと失礼 言い過ぎたかい?
それでも続き 聞いていきなせぇ
ころり ころり
舌がまわれば 世もまわる
ころり ころり
笑うて見せても 裏がある
さてさて この話
信じるも 信じぬも お客人しだい
ころりと転べば 楽なもの
されど――
落ちた先まで
見ている者が いるやもしれませぬなぁ……
…ってぇ話で ございやす
- 作詞者
Liminal Reverie, shintaro
- 作曲者
Liminal Reverie
- プロデューサー
shintaro
- 共同プロデューサー
Liminal Reverie
- プログラミング
Liminal Reverie

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ころり口上~笑うて候えど裏がある~
Liminal Reverie
語りは軽やか、されどその裏に潜むもの。
「ころり口上」は、落語の“間”と、言葉の裏にある人の本音を描いた一曲。
笑いながら語られる話の中に、ほんの少しの棘と、拭えぬ違和感が滲む。
ころり、ころり――
転がる言葉に、心もまた揺さぶられていく。
それは笑い話か、
それとも、誰もが隠している本音か。
語りの先にあるものを、どう受け取るかは――
おきゃくにん次第にございやす。
アーティスト情報
Liminal Reverie
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。
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