Lyric

空に刺さるようなビルの階段上って

高い高いタワーから街を見下ろした

色付けされた四角い鉄の塊が

これはまた四角い枠の中 収まっていく

パズルなんだ この世は

綺麗に並べた時間の中でしか生きていけない

もう開いた口が塞がらない

閉じた本の続き読めないまま

次の時間割はなんだろうな

私は定規で測れないものが好きだよ って

宙をなぞる指先の感覚だけが残った

目覚めたばかりの私 何もわからないの

たとえば鉛の雨が降り注ぐ中でも

こうして永遠を願って泣いているだろうか

名前も知らない星の数を数えている

パズルなんだ この世は

繋ぎ合わせた世界に宿った記憶が

やがてひとつになるの

嗚呼 命は止まらない

決して触れられない不確かな今

広い宇宙に浮かんでるんだ

私は定規で測れないものに憧れて

走り出した爪先の感覚だけが残った

私はまだ大人になんか成りたくないよ

私はもう子供になんか戻りたくないよ

永遠がひらめく 一瞬がゆらめく