歌詞

ヒグラシがきこえてさ

僕もどうして大きくなったね

溶けたアイスで汚した手でさ

ずっといつか失くした写真を

ヒグラシがきこえてさ

やっとずいぶん涼しくなったね

じきに季節も終わるからさ

またあの声で歌ってみたいんだ

どうした、喉もつかえてさ

まだあの歌詞の続きだって宙に浮かんだまんま

もしももう声も出ないなら

僕が今ここにいる意味は何だ？

いつか見た雲の形すら

音にのせて伝える術もないな

ヒグラシがきこえたからさ

朝も眠れず外を歩いた

溶けたアイスはきっと甘くて

白い道路に小さな染みを

淡い空を見た

じきに朝日が昇るだろう

嗚呼、滑稽だ、何が「自分らしさ」だ

知らない声なんて見向きもしない癖に。

もしももう声も出ないなら

僕が今ここにいる意味は何だ？

僕が忘れてしまう前に

音に乗せて伝えてみたいと思うんだよ。

どうせ辞められはしないからさ

僕の歌を聴いてくれ！