歌詞

誰もいない実家の縁側

あなたが吊るした軒先の風鈴

夏の風が吹くたびに

昔と変わらない音がする

「暑いでしょう」って 冷たい麦茶と

きゅうりの浅漬けを 運んでくれた背中

叱られた日の涙も 褒められた日の涙も

この音と いっしょだった…

目を閉じれば 今も聞こえる

あなたの優しい 笑い声…

チリンと鳴るたび 空を見上げてしまうんだ

あなたが「大丈夫だよ」って 言ってくれてるみたいで

ガラス細工の透明な音が 心に染み渡ってく

ありがとう、お母さん

私はここで元気でいるよ

上手くいかないことばかりで 俯きそうな時も

この風鈴の音を思い出すと なぜか強くなれるんだ

あなたがくれた たくさんの愛情が

この小さな音に 宿ってるって気がする…

チリンと鳴るたび 空を見上げてしまうんだ

あなたが「大丈夫だよ」って 言ってくれてるみたいで

ガラス細工の透明な音が 心に染み渡ってく

ありがとう、お母さん

私はここで元気でいるよ

また風が吹く

優しい音色が響く…

いつでもあなたと

一緒にいる…

そんな気がした