歌詞

右も左もわからないまま

大人へと片足突っ込んで 人並みを装って

いつの間にか身に纏っていた

誰かの形した自分自身 崩れ落ちそうな理想

何かを手に入れようとするたび

引き換えに何かを失って 再び手を伸ばして

果てのない欲望の渦の中

泳ぎ方を忘れてしまって ひたすら溺れていた

穴の空いた殻から外を覗いて

眩んだこの両目に映り込む世界で

さあ何処へ行こう 何を願おう

進むべき道はどちらですか

消えないように強く握りしめた夢と

このままずっと 此処に縋って

放たれてなお留まるのか

正解不正解のその先教えてよ

過ぎゆく時間に取り残されてしまって

刻んでいたはずの今すら取り零す

「あれでもない」「これでもない」

選りすぐったつもりの最善も

「何か違う」また迷い

立ち尽くした 明日は何処か

穴の空いた心に耳澄まして

微かに聴こえるその想いを拾って

さあ何処へ行こう 何を願おう

進むべき道はどちらですか

終わらぬ自問自答何度でも繰り返し

傷だらけの鎧を纏って

折れかけた剣を引きずって

それでもまだ動くこの足で

さあ何処へ行こう 何を願おう

進みたい道はどちらですか

消えないように強く握りしめた夢と

ありもしない壁ならいっそ

壊すまでもないさ ここから

正解不正解のその先待つ未来へ

その先で待つ未来へ。