

午前一時の 三軒茶屋
洗面台の 鏡の前
あなたの部屋の 引き出しの中
隠されていた 私のブラシ
はぐらかす時 冷蔵庫を
開ける癖すら 見抜いているの
大和の家で 靴の向きから
機嫌を読んだ あの日のように
ジリリと鳴る 黒い電話
受話器の重さ 見つめたままで
五回数えて 途切れたベルが
二人の距離を 決めつけていく
戻るダイヤル 真夜中(ミッドナイト)の迷路
名前を持たない 関係(ルール)ならば
縛られないと 選んだはずね
曖昧なのは 優しさじゃなく
傷つかないための 逃げ道(エスケープ)
取らないことで 初めて私
分岐点(インターチェンジ)を 選んでみたの
でも絡まった コードを撫でて
六回目を待つ 自分が痛い
ジリリと鳴る 黒い電話
受話器の重さ 持ち上げられず
五回数えて 途切れたベルが
無名の恋を 終わらせていく
戻るダイヤル 真夜中(ミッドナイト)の迷路
ツーツーと鳴る 空耳の音
見下ろす街の 夜の国道(ルート)
受話器に触れた 指先の熱
冷めるまでただ 夜を見ている
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“保留のダイヤル”を
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保留のダイヤル
Akemi
「保留のダイヤル」は、名前を持たない関係の終わりを、真夜中の電話のベルと戻っていくダイヤルの音に重ねて描いたミディアムテンポのシティポップ。
午前一時の三軒茶屋、洗面台の鏡、隠されていたブラシ、そしてジリリと鳴る黒い電話――曖昧さの中に身を置くことで守ってきたはずの距離が、静かにほどけていく夜の心象風景を映し出す。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、縛られないために選んだはずの関係の中で、傷つかないための逃げ道と、本当は応答を待ってしまう自分とのあいだで揺れる大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の夜、電話、恋愛の駆け引きと孤独を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
受話器を取らないことで初めて、自分で分岐点を選ぶこと。
それでも六回目のベルを待ってしまう痛みを残したまま、戻るダイヤルが無名の恋を終わらせていく――そんな静かな決別を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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nanayon music



