歌詞

この街からは気が付けば

次々とみんな居なくなって

一人きりになっていた

何年もかけて作り上げた　このご立派な街には

僕一人しかもう住んでないや

頼りたくて頼りたくなくて

繋がりたくて繋がりたくなくて

それが寂しいなんていう

感情であることも忘れてた

今日は笑って過ごせましたか

実は泣いていたんですか

夜空に無限に散らばる星のどこかで

こんな宇宙の果ての中から

僕を見つけてくれた君の毎日を

守りたくて　守れなくて

ああ、だから僕は歌うんだ

星と星の位置を示すのが星座ならば

此処と星の距離は何というのだろうか

端末に届いた遠くの電波

目を閉じれば隣に透明な誰かが居るみたいだ

一人分の生活スペースに

敷き詰めたパズルの足りないピースは

目には見えない繋がりで

埋めるように作られていたのかな

今日はどんな一日でしたか

何かいいことはありましたか

遠い星の話がこんなにも気になるのさ

こんな宇宙の果ての中でさ

僕を待っていてくれた君の生活に

混ざりたくて　混ざれなくて

ああ、今日も宙を見上げてた

寂れた廃墟になって終わるはずだった

この町の電波塔がやっと動き出したんだ

目には見えない流れ星が尾を引いて

宙を飛んでいくのが……聞こえていますか

今日は笑って過ごせましたか

実は泣いていたんですか

夜空に無限に散らばる星のどこかで

こんな宇宙の果ての中から

僕を見つけてくれた君の言葉が

こそばゆくて　心地よくて

癒されて　　救われて

守りたくて　守れなくて

ああ、だから僕は歌うんだ