Lyric

暗闇ごっこ

ひとりでそっと夜に溶け込み音を探した

瞼の裏と変わらない黒

塗り潰された部屋の隅にうずくまって

膝を抱えて

ぼんやりあかり

色を足すのは時が止まったままのカレンダー

つながりごっこ 開いてずっと

きみの影を追い続けてんだ

ねえ、ここにいるよ

そばにいるよう

夜の底で

ぬくもりにそっと触れるように

何度も また何度も

きみの文字なぞる なぞる

ほら何度も また何度でも

その言葉に縋るような胸のざわめき

あけかけあかり

オーロラみたい

ゆらり揺れるカーテンの襞

きみの手がかり探してばかり

夜が終わる青に染まる部屋の中

淡い夢に落ちてもまだ

きみの影が離れなくなって眠れやしない

何度も また何度も

夜に舞い戻る 戻る

ほら何度も また何度でも

その言葉に縋るように闇に溶けてく

まどろみの際で目を開ければ薄あかりの夜明け

きみのぬくもりの中で眠る

そんな風景が胸を焦がすんだ

何度も また何度も

きみが舞い踊る 踊る

ほら何度も また何度でも

その言葉に縋るように

まだ今は何度も また何度も

きみの文字なぞる なぞる

ほら何度も また何度でも

その言葉に縋るような胸のざわめき

闇に溶けてく