手放しで歩く夜
街の匂いを吸い込んで
きらめいて揺らめいて
気の向く方へゆけ
ミルクをわざとこぼした
もう戻らないのに
後ろ指さす影が
ちらつく 視界は 黒に
不在着信が溜まる いつものよう
暗い部屋でまたうずくまるんだ
キケンな道を避けた
増える暖かい笑顔
笑いたくなんかないわ
間違いだらけでいいの
手放すわこの日々を
振り返るのはもうやめる
裏口を見つめるだけの
弱い自分さぁもう脱ぐよ
きらめいて揺らめいた
道を照らす灯りはそこに
幸せの貼り紙剥がして 箱庭の外へ
不在着信は溜まらず いつまでも
暗いままの自分
手放したあの日々を
思い返すふと蘇る
あたたかそうな装いで
レールの上歩いた
煌めいて揺らめいた
目からこぼれ落ちる涙
短めの手紙の返事を
何度も何度も
長い狭い近い未来に匙を投げる
- 作詞
Shien
- 作曲
Shien
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三盛堂書店へ
Shien
- 2
秋は夕暮れ
Shien