雨の降る中、ベランダに裸足で出てみた
床の温度と、私の体温
ここから私、ここから他所
分からなくなっていく
気づかないで気づかないで
こことか他とか 知らないで
感じないで感じないで
もうここにいないから
私、幽霊さん になりたいの
タネも仕掛けもここにはない
私、幽霊さん になれたなら
金も時間も気にしない
部屋の寒さが、「まったく愛らしい」なんてさ
濡れた足と、転がる孤独
多分私、もういないの
はぁ、分かってる
春を吸って夏を吐いて
心と体が いやになって
まるとばつで雲を描いて
もう外が明るいな
私、幽霊さん になりたいの
別の何かになりたいの
私、幽霊さん になれたなら
やっと自由なの
哀
ガラスみたいに綺麗に砕けたい
空っぽの愛が 弾けて
綺麗だな、眩しいな
私、幽霊さん にはなれないの
- 作詞
暮方薄明
- 作曲
淡甘
終日柄 の“私、幽霊さん。”を
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終日柄1st EP 「空輪廻」
アーティスト情報
終日柄
SNSを中心に、関西/東京で活動を行っているアートバンド終日柄。楽曲制作に留まらず、Music Video、ジャケット、グッズ等のデザインや、ライブ空間演出等、様々なアートの分野でセルフプロデュースを行っている。 「終日柄」の読みは、「ひねもすがら」。“朝から夕までの一日中”という意味を持ち、一日の終わりに考える、思考の中身を描いている。 電車の中や、部屋の空気、雨と共に落ち込んでいく気分、ため息。儚くも、柔らかくもあり、だけど刺激的でもあり。 人間の思考、感情の琴線に触れるような。
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