歌詞

青く光る水面に　君の幻を見た

物憂げに降る雪に　滲む淡い輪郭を

届かぬ距離で見ていた

思い出は海の底　どこまでも煌めいて

その中のいくつかは　僕の知らない記憶で

吐き出した感情は　泡沫に

溶ける太陽の夢が　瞳を焦がす

忘れたいのに　思い出せない

消えない痛みが

瞬く間に広がっていく　そのひとつをくちづけて

やがて明ける　その時まで

涙は流れないで　深い青の中心へ

もう来ない水無月の　窓辺に花を飾る

もう大丈夫

君のいない世界で　夢を見るよ

置いていくよ　たからもの

あの日々を

モノクロの写真の中で　君を見つめてる

解けない感情の波に　流離って

そして流れていく旋律

子守唄となり　爆ぜて

君の口遊む　色を連れ去る魔法

解ける体温で　そっと抱きしめていて　離さないで

やがて明けるそこの海で　眠る君にくちづけを

瞬く間に広がっていく　星影のナミダ