オトギのジャケット写真

歌詞

オトギ

98

深く深く深く息を吸って吐いた言の葉

淡く淡く淡く色彩がもう掠れていくのね

燥く燥く燥く瞳は瞬きすら忘れて

魔法が解けてしまうのを蔑んだ目で見ている

遠く遠く遠くにある夢ばかり見ているから

白く白く白く朝霧のかかったような現状

呻く呻く呻く心が喉に水を求めて

叫ぶこともままならないの ねえ早く気づいてよ

魔法使いに着せられたドレスが今さら重たくて

ガラスでできたこの靴じゃ

いつまで経っても追いつけないから

Once upon a time で始まる物語の

主人公になんかなりたくないの

退屈な日々も誰かの所為

他人から貰った呪文なんか要らないから

浅く浅く浅く呼吸が苦しい夜の記憶

柔く柔く柔く真綿のように首を絞めていく

甘く甘く甘く溺れていくシロップの白昼夢

悪意もなく手渡しされる林檎は毒入り

嫌い嫌い嫌いばかりじゃ

悪役[ヴィラン]になっても仕方がないわ

最後にひとつ口づけを

我侭だって今だけ赦してよ

Once upon a time で始まる物語の

主人公になんかなれやしないの

退屈な日々が嫌なのに

生まれ変われる呪文が怖くって

好きなものになれる魔法に

甘やかされて嵌められていた

偽物の夢を脱ぎ捨てて本当を探すの

御伽噺みたいに

  • 作詞

    98

  • 作曲

    98

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    オトギ

    98

98 (Vocaloid Composer)

2020年よりニコニコ動画にて活動を開始。
主にボーカロイドを用いた楽曲を発表し活動中。
小説のような歌詞と、どこか陰のある世界観が特徴的。

アーティスト情報

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