吹く風は君の音のジャケット写真

歌詞

祝辞

KAZANE

朝寝を拗らせる君を

揺り起こすその役目を

いつのときも欠かさないから

その目を

離さないでいて

遠くに浮かぶ綿毛の行方を

僕は知らない

ふたり育む慕情の行方よ

どうか今のままで

嫌というほど目につく

身の回りの綻びと

どこを探しても見当たらない

生活の余剰

そんな中でも

2人で手を取り合う生き方を

選ぶことは

賭けなんかじゃなくて

見つめ合うだけの暮らしに

慣れてしまっても僕らは

それを幸せと呼び

そんな日々も

愛せるかな

朝寝を拗らせる君を

揺り起こすその役目を

いつのときも欠かさないから

その目を

離さないでいて

緑色した木々の翳りを思って

冷たい空気が心にも吹き抜けていく

ふたつしかない掌の片方をお互いに

捧げて歩いていけばそりゃ

不自由も増えるけど

倒れそうにないでしょう

たとえ強い風が吹いても

形あるものは移ろい

心に陰を落とすけど

生活を彩る感動はいつでも

そこにあるよ

ありあわせだけの食事に

嫌気がさす夜がきても

甘い会話で味付けしようよ

冷めてしまわぬうちに

土砂降りの雨に打たれ

先の見えない景色に重く囚われ

家路を急ぎながら

ひとりの夜を思い出して怖くなった

誰も、誰もいない暗い部屋は

冷え切った心を

温めてはくれない

気づかないほど小さく

曖昧な出会いが溢れている中で

君を見つけ出せて

本当によかった

見つめ合うだけの暮らしに

慣れてしまっても僕らは

それを幸せと呼び

そんな日々も

愛せるかな

朝寝を拗らせる君を

揺り起こすその役目を

いつのときも欠かさないから

その目を

離さないでいて

  • 作詞

    加藤 匠, 高木 達人

  • 作曲

    加藤 匠, KAZANE

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