歌詞

逆行せぬ時間と　聞こえない街の音

奪われたのは　久しい記憶

非現実的な均衡と　清澄の共鳴

もう二度と得ることは無いもの

凍てつく　純黒の深淵

妖艶は恍惚の流線

高潔と敬遠の混同　策に溺れ

届くはずの距離は今

永遠に

伝えないまま　叫び続けていた

想いはここに

気づいたのが遅い訳じゃない

とっくに気づいていた心は

今日じゃない　ここじゃない

後はない　頭の中で

何度も　何度も　何度も

何かまだできるかって

試して　悩んで　悔やんで

幻想と悠長な傲慢

君はそれを知っていたんだろう

凍てつく　純黒の深淵

妖艶は恍惚の流線

高潔と敬遠の混同は

未だに自身を咎め

精神を昇華させ心の

闇を惹く

虚勢を張るだけの自己は

嫌悪で満たされ

沈む

凍てつく　純黒の深淵

留まるか　踠き　進むのか

「心の姿」で終わる

殺戮と愛の物語

男から少女に　最期に託された

アグラオネマに　君が写る

伝えないまま　叫び昇華する

この想いを糧に

愛していると伝えなかった

不甲斐なさを　噛み締め

これから　生きてゆく中で

また愛を知る

何度も　何度も　何度も

幾度と無く落ちようとも

試して　悩んで　悔やんで

もう二度と

出会うことはない

君との巡り合いに感謝を

非現実的な均衡と

清澄の共鳴を

くれた君に何かできたのだろうか