Lyric

揺れる波間に還した

あの夏の永遠の記憶は

空に駆け上がり一際輝く

星に変わっていくから

今も朽ちない君の煌めき

夢に敗れた日から

少し経ったあの頃

流れ着いてたこの場所で

陰に生きていた

がむしゃらに足掻き続けることが

唯一の答えと

疑いもせずに信じ歩いた

過去は消え去った

強い日差しはいつも街に降り注いでいた

僕は避けるように木陰を目指した

君はそこにいたんだ

蒼い瞳に映った海は見たこともないくらいに

宝石のように輝きを放ち

そこに時間はなかった

忘れはしないよ君の横顔

全て失くした僕に

君は教えてくれた

心は海のようなもの

日々変わるのだと

熱い情熱は今でも僕の

胸に宿ってると

諦めることはまだ早いよと

背中を叩いた

君に誓った

夏の日差しに負けないように

つまづいていも傷ついていても

振り返らないことを

君と歩いた海岸

肌を撫でる風は優しくて

これからもずっと君の横顔を

見ていけると思ってた

夏の夕暮れさざなみの音

あの夏の記憶だけは

永遠に忘れることはないけど

この手の中君の思い出を

そっと海に還した

想いの丈を綴った

手紙を書くことはないけれど

君がくれた煌めきは決して

消えることはないだろう

落ちてく木の葉色のない風