aoyukieのジャケット写真

歌詞

記憶は次元の落ちた射影に過ぎない

Kを体とする

打ち上げ花火を君は手に持って

空に水色の花を咲かせている

月明かりの下で笑顔を作ってから

昔撮った写真を燃やしていた

愚かだね

一瞬を切り取ったくらいで

何かを残せる気がしていた

でも何も残せなかった

また新しい絶望に会えたね

今度は幸せになれるといいね

サヨナラを言えなかった思いの分だけ

次元が落ちてしまったんだ

記憶なんて射影に過ぎない

辿れない逆像にまだ縋っている

サヨナラの代わりに分け合ったアイスは

時と夏の∅に溶けていく

取り戻せないあの夜の後悔を

なぞって今君を忘れてるんだ

君を捨ててるんだ

唇の匂い湿った音熱

思い出せるだけでもこんなに

残せなかったものがあるというなら

忘れてしまったことは可算じゃないだろう

この曲だってそう切り取りでしかない

44100個の隙間に01を並べただけ

収まりきらないひとりきりの夜を

集めて息続く限り歌っている

なんでも言って欲しかったな

そんなことで僕は傷つかない

何も言ってくれなかったことに

もっともっともっと傷ついてる

サヨナラを言えなかった思いの分だけ

次元が落ちてしまったんだ

記憶なんて射影に過ぎない

辿れない逆像にまだ縋っている

サヨナラの文字列は高々有限

だけど稠密に願いが詰まってる

闇夜の下で鳴るギターに刺した

花火の光で君を燃やしてんだ

君を失くしてんだ

君の顔は2次元の射影

君の声も2次元の射影

繋いだ手も2次元の射影

ずっとずっと覚えていたかったな

君の顔は2次元の射影

君の声も2次元の射影

繋いだ手も2次元の射影

ずっとずっと忘れない

あの夏の光を

  • 作詞者

    道用基底

  • 作曲者

    道用基底

  • プロデューサー

    Kを体とする

  • ギター

    Kを体とする

  • ベースギター

    Kを体とする

  • ドラム

    Kを体とする

  • キーボード

    Kを体とする

  • ボーカル

    Kを体とする

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Kを体とする の“記憶は次元の落ちた射影に過ぎない”を

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代数幾何系ロックバンド「Kを体とする」の1stアルバム。
リード曲「青とシルバー」を始めとし、疾走感あふれるピアノロックと遊び心満載のポップチューンの数々を含んでいる。
完全新曲「花写像」と「記憶は次元の落ちた射影に過ぎない」はいずれも数学をモチーフに人間の儚い愛情を描いている。

アーティスト情報

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