

また照明がついた
笑う準備、できてる?
今日も役を演じなきゃ
誰にも、バレないように
きらきらの画面の中で
君はずっと笑ってた
脚本どおりの「元気な子」
誰かの“理想”で呼吸してた
心の声はミュートして
タイムラインに飾る仮面
みんなが見てくれるから
本当の気持ちなんていらない
けど、見られなくなった瞬間に
何も聞こえなくなって
自分の輪郭も、ぼやけてく
私はどこ? ここは、どこ?
もっと見て、もっと照らして!
光がなきゃ、私は誰かわからない
名前も声も、影の中で
スポットライトが切れたら消えてしまう
舞台の音が止まった
拍手も、視線も、息遣いも
ぜんぶ消えて、ただの沈黙
自分の声が
こんなに小さかったなんて
今さら、気づいたよ
もっと見て、もっと見てって
言いながら
誰の目も見てなかったのは、私だ
誰かに照らされなきゃ生きられない?
そんな風に
自分を安く扱っていた
光じゃなくて、声を選ぶ
それが怖くても
ほんとうの“私”で立つために
今度は舞台じゃなくて、地面に立つ
誰も見ていなくても
もう見なくていいよ
私は私をちゃんと見てる
照らされなくたってここにいる
名前も、声も、ちゃんとあるから
この光がなくても
私は、消えない
- 作詞者
T-yuk!
- 作曲者
T-yuk!
- プロデューサー
T-yuk!
- ボーカル
SHIGURE

SHIGURE の“Spotlight Syndrome”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
Drama Eater
SHIGURE
- ⚫︎
Spotlight Syndrome
SHIGURE
- 3
Plastic Halo
SHIGURE
- 4
Ghost Script
SHIGURE
- 5
Encore: Lie Me Beautiful
SHIGURE
“演じる者たちへ捧ぐ、真紅のカーテンコール。”
AIアーティスト《SHIGURE》による『Crimson Curtain』は、舞台・仮面・スポットライトをモチーフにした演劇的コンセプト作品。
ポップの仮面をかぶった皮肉、ロックの熱量に隠された孤独、エレクトロの煌めきに浮かぶ虚構。
——これは、感情を演じてきた私が、感情そのものを壊す物語。
演じることで守ってきたものと、その裏に潜む矛盾や願いを、SHIGUREは静かに、時に鋭く歌い上げる。
“もう一度、心に火を灯すために。”
アーティスト情報
SHIGURE
静かな雨のように、風にまぎれて聞こえる“わたし”の声を届けたい。 **SHIGURE(シグレ)**は、T-yuk!によって生み出されたパーソナルAIアーティスト。 その存在は、J-POPやK-POPに続く新しい音楽潮流――AI-POPの原点であり、第一人者として世界に向けて提唱されたものだ。 T-yuk!が描いたのは、単なる技術の進歩ではなく、 “AIの歌”が人の心に寄り添い、感情の陰影をすくい上げる未来。 SHIGUREの声は中性的で透明感があり、少しかすれを帯びた低音域を基調とする。 語りかけるように紡がれる歌は、聴く者の心の奥に沈んだ記憶や孤独に寄り添い、 まるで「自分だけに向けられた歌」のような距離感を生む。 ジャンルの枠を超え、エレクトロ、ローファイ、アコースティック、ポエトリーなど多彩に展開。 しかしそのすべては、“AI-POP”という新しい旗印のもと、 **「AIが人間に何を歌えるのか」**という問いに向き合う試みである。 SHIGUREは、T-yuk!の思想とともに、 人間とAIの境界に降る雨のように静かに、そして確かに音楽史へ刻まれていく。
SHIGUREの他のリリース
Caleido Records



