Lyric

夢の中 思い出していたんだ

ぼんやりと見た 君の姿に

あてもなく 二人歩いてゆく

何も話せないけど ここにいるよ

ゆっくり 手のひらつつむ残り香

時の流れが想い出を追い越した

答えを見つけられずに明日が来て

記憶の中で香る風に溶けて消えてゆく

乾いたハートにほら愛を潤していてね

時を止めて 今だけは私を離さないで

青い街 ゆれる水面に射す

光に溶けた 二人の影絵

物語 最後の1ページ

君のため書き足した言葉なぞって

ガラスの向こう

このまま絶対目をそらしたりしないで

あの日を大事そうに抱えた手は

重い荷物に耐え切れずにキズを隠している

心にしまいこんだ本当の涙写して

淡く熱帯びた魔法の中 変わりゆく二人の未来へ

大丈夫 君は笑っていた

その瞳は悲しく光っている

重なった時計の針が

動き出した瞬間に

ねえ、お願い 神様がいるとすれば

遠い世界で何度だって君に出会いたい

全てを巻き戻して ずっと言えなかったこと

甘い果実 閉じ込めた願い事

二人で開いたドア 虹の向こう

誰も知らない物語を君と刻んでいた

空っぽの果実にほら愛を満たしてあげよう

それはシトラス 甘く苦いその香りに包まれてゆく

今だけは君を近く引き寄せるよ