歌詞

蝉が鳴く頃、

今年もあなたに会いにゆきます。

いつも通り助手席で

のらりくらり愚痴をこぼしちゃって。

ハンドルを握るあなたの手はいつも真っ黒。

油の匂い、絹の匂い漂わせている。

雪が降る頃、

変わらずあなたに会いにゆきます。

いつも通り助手席で

コロコロと笑うあなたを見ている。

ハンドルを握るあなた手は今でも真っ黒。

他でもない、あなたという存在の証。

後部座席にはあなたが作った誰かの腹巻と

あなたが確かにいた道が続いている。

パラレルワールド

連れてって今すぐに

逢えたら何をしようかな

ギュッてしようかな

手を繋ごうかな

パラレルワールド

逢いたいよ今すぐに

お願い、お願いだから

一人にしないでよ

またねって言わせてよ

パラレルワールド

桜が咲く頃、

今年もあなたに会えないけど、

いつも通り電話口で

のらりくらり愚痴をこぼしちゃって。

寂しげなあなたの声を今でも思い出すの。

「ごめんね。行ける時行くから。」

何度も何度も通って

通い慣れたはずの道

片側通行、川沿いの桜並木

写真に写ってるあなたは笑ってる

僕は膝を抱えてうずくまってる

パラレルワールド

連れてって今すぐに

逢えたら何をしようかな

ギュッてしようかな

手を繋ごうかな

パラレルワールド

逢いたいよ今すぐに

お願い、お願いだから

一人にしないでよ

またねって言わせてよ

パラレルワールド

蝉が鳴く頃、

今年もあなたに逢いにゆきます。

初めて買った花を片手に

のらりくらり愚痴をこぼしちゃって。

あなたが好きだった場所で見る空は何も無い。

あの日、あの時、少しでもあなたに逢えてたら。