秋、結ぶのジャケット写真

歌詞

秋風がまた

mizu plus

秋風がまた

夏の残像を奪う

乾いてく 褪せていく

夏の匂いも

明日にはまた

嘘みたいに笑えるのだろう

踏みつけた 木の実が香る

「まだかな まだかな」が

口癖だった

並木道の角で待ち合わせ

亜麻色の髪と甘い匂いで

いつでも君は現れる

落ち葉 拾って はにかんで

空にバラまいて

オレンジ色のシャワー

浴びているみたい

秋風がまた

夏の残像を揺らす

霞んでいく 薄れてく

夏の記憶も

それなのになぜ

少しも寂しくないのだろう

得意げに笑う顔 浮かぶ

「いつかは枯れてく運命なんだね」

真面目な顔してつぶやいた

「らしくない らしくない」と

頬を叩いて

嘘みたいに笑ってた

穏やかな日々 寝転んで

空を眺めてる

燃えてる夕日に溶けてみたい

秋風がまた

緩やかに時を流す

眺めてる 夕焼けが

なぜか切ない

明日にはまた

陽も短くなっていくのだろう

空風が季節を運ぶ

袖をまくり上げて笑う

結わいた毛先が跳ねる

切れ長の美しい瞳に

吸い込まれてく

惹きこまれていく

秋に染まっていく

秋風がまた

恋煩えよと急かす

分かっている 分かっているんだ

ぜんぶ、いつか褪せると

それなのになぜ

こんなに愛しくなるのだろう

振り向いた 君に見惚れる

揺らいでる 心が解ける

  • 作詞

    飯田正樹

  • 作曲

    飯田正樹

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アーティスト情報

  • mizu plus

    mizu plusは、何歳になっても少年のように笑う飯田正樹と、飄々としながらも、知的な面も併せ持つ渡辺貴志による2人組バンド。 飯田正樹は、キャッチーなメロディーを生み出すことに長けた心優しきシンガーソングライターである。 かつて不登校だった彼は、世の中で上手く生きていけない人びとに寄り添うかのように、切実な歌詞と多彩なメロディーを紡ぎ出していく。 渡辺貴志は、繊細で丁寧な指さばきが身上のギタリストであり、さまざまな音楽機材を自由自在に使いこなす。 早稲田大学を卒業している彼は、高い知性と規律でmizu plusの音楽を裏から支えている。 2人の相異なる個性によって形作られる楽曲たちには深い味わいがあり、バリエーション豊かで、聴く者の心に優しく沁みわたっていく。 ちなみにmizu plusというバンド名は、有名恋愛ゲーム『ラブプラス』から着想を得たものであるが、そのゲーム内容とバンドの曲風に関係は全くない。 メンバー2人がそのゲームを好きなわけでもない。

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