歌詞

白い制服をたたんで 夜の灯りにため息

鏡の中の笑顔は どこか疲れて見える

あの人と見た桜の並木 いまも通れずにいる

十年分の季節が 置き去りのまま揺れてる

仲間も家庭を持って 誘いも減っていった

時間だけが優しく 私を遠ざけていく

あれが愛だったのかな それとも幻だったのかな

触れた指のぬくもりが いまも消えなくて

誰かを好きになるたび 比べてしまうの

ねぇ 愛って何？　答えはまだ見えないまま

救った命の数だけ 強くなれた気がしてた

だけど夜が静かすぎて 心がふと空(から)になる

“幸せそう”って言葉が 少しだけ痛く響く

忘れたふりをしてたら 本当に忘れられるの？

メールの履歴もないのに 声だけ残ってる

優しさって残酷ね 思い出を閉じ込める

あれが運命だったな それとも試練だったのかな

抱かれた夜のぬくもりが まだ私を縛る

新しい恋をしても 心が追いつかない

ねぇ 愛って何？　強さかそれとも痛みか

あれから何度も泣いたけど 何度も笑ってきたけど

あの人を越える恋が まだ見つからない

もしも愛が 誰かを想い続けることなら

私はまだ あの夜を生きている

あれが愛だったのかな それとも幻だったのかな

触れた指のぬくもりが いまも消えなくて

誰かを好きになるたび 比べてしまうの

ねぇ 愛って何？　答えはまだ見えないまま