

玄関の灯りが
まだついていた
靴を脱ぐ音だけ
やけに大きかった
リビングのテーブルに
冷めたご飯
ラップの下で
今日が少し泣いていた
ただいまが遅すぎる
おかえりが眠ってる
守るために働いて
守りたい顔を見逃した
ごめん
また明日
抱きしめるから
その明日ばかりが
積もっていく
子どもの絵が
冷蔵庫に貼ってあった
僕の顔だけ
少し小さく描かれてた
「パパはお仕事」
そう書いた文字が
責めてないのに
胸を刺した
嫁の寝息が
寝室から聞こえる
今日の話も
聞けないまま終わった
ありがとうも
しんどいも
言いそびれて
スマホの明かりだけ
僕を起こしていた
働けって言う社会は
帰る時間まではくれない
家族を大事にしろって
その家族との夜を奪っていく
ただいまが遅すぎる
おかえりが眠ってる
守るために働いて
守りたい顔を見逃した
ごめん
また明日
抱きしめるから
その明日ばかりが
積もっていく
生活は
愛を試す
疲れた声で
優しさを削る
好きで選んだ家族なのに
一番後回しにしていた
終電前のホーム
目の下の影
コンビニの袋に
安い栄養ドリンク
「家族のため」って
何回も言い聞かせた
でもその家族と
夕飯を食べたのはいつだ
残業代
家賃
保険
支払い
守るものが増えるほど
笑う時間が減っていく
子どもが寝る前に
聞きたかった声
嫁が今日ほんとは
話したかったこと
全部
明日に回して
明日の僕はまた
疲れて帰る
こんなはずじゃなかった
でも
こんな毎日を
誰かのせいだけにして
終わらせたくなかった
冷めた味噌汁
小さな寝顔
未読の予定
消えない電気
幸せは
大きな夢じゃなかった
同じ時間に座って
同じご飯を食べることだった
家族を守るって
お金だけじゃなかった
名前を呼ばれた時に
ちゃんと振り向けることだった
ただいまが遅すぎる
おかえりが眠ってる
守るために働いて
守りたい顔を見逃した
ごめん
また明日
抱きしめるから
その明日ばかりが
積もっていく
でもまだ
終わりにしたくない
遅すぎた夜から
変えていきたい
明日は少し早く帰る
それだけを約束にする
ただいまを言うために
僕は今日を生きている
玄関の灯りが
まだついていた
小さな靴の横に
僕の靴を並べた
- Lyricist
SNOIZ
- Composer
SNOIZ
- Producer
SNOIZ
- Vocals
SNOIZ

Listen to The Light Waiting at Home by SNOIZ
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The Light Waiting at Home
SNOIZ
家族を守るために働いているはずなのに、その家族との時間を失っていく夜がある。
SNOIZ「帰灯~かえりび~」は、仕事に追われ、家に帰る頃には大切な人たちが眠っている日々を描いたエモーショナルソング。
玄関の灯り、冷めたご飯、冷蔵庫に貼られた子どもの絵、聞けなかった今日の話。守りたいものがあるから頑張っているのに、その守りたい顔を見逃してしまう。生活のために削られていく家族との時間と、それでも明日から少しずつ変わりたいと願う心を描いた一曲。



