Lyric
Hachigatsu
jigsaw
風鈴の音さえも霞む真夏の夜
赤い別れ越しのアナタ
鈍る視界が離さない
濁る日々を背に 朽ちゆく明日を
何時何時来たると花は憂う
曇天の空の下 傘を差せども
幸福は涙に濡れた
誓った永遠など
意にも介さぬ程の醜い現
この空の彼方で灰となり散るのだろう
消えてしまう恐怖より
残す悲しみにくれたアナタの顔
瞼の裏焼き付いている
夢が散る 何度も何度も何度も
木漏れ日の降る丘で
涙雲隠し 強く強く
抱き寄せて
奪われる 何もかも何もかも何もかも
鉄の雨が鳴り止まぬ
この温もりさえも いずれ消えて もう…
目を腫らし咽ぶ声殺す蒸し暑い夜
仮初の慰めにせめて悲しみのない夢を
狂い切った民衆は笑う
拍手喝采に万歳三唱
揺らめく日の丸は燃え落ちる
さんざめく正義の名の下に
この空の彼方で灰となり散るのだろう
消えてしまう恐怖より
残す悲しみにくれたアナタの顔
瞼の裏焼き付いている
もしこの命に最期にひとつ
意味を持てるなら私は
アナタの為にこそ死にに行く
何度も何度も何度でも
木漏れ日霞もうとも
涙さえ枯れる 無情で無慈悲な この場所で
思い出す 拗ねた顔 涙声 笑うアナタ
気づけば空を仰ぐ視界
二度と会えぬとしても 君よ、さらば。
私は空になりアナタを見守るから
どうか泣かないで
晴れた八月の朝より
- Lyricist
Bukimi
- Composer
jigsaw
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