歌詞

仕事帰りの駅前のバー

「一杯だけね」って笑う君

グラスの氷　溶けるほど

言えない言葉　喉につかえてる

隣で笑う横顔に

もう少し酔えたなら

勇気が出るかなって

くだらない計算してる

だけどお酒に頼るなんて

君には誠実じゃない気がして

ジョークに変えて　また逃げて

気づけば夜は更けていく

次こそはって　何度目の約束？

「今度のお出かけで」って決めたのに

季節がまた移ろって

心だけ置き去りのまま

楽しいのに　胸の奥が

モヤモヤに染まってく

水族館で並んで歩いた

暗い通路　君の影が近くて

手を伸ばせば届きそうで

結局ポケットに隠したまま

君はどう思ってるのかな？

友達以上に見てるのかな？

勇気出せない弱さを

笑って許してくれるかな

星空の下で歩いた帰り道

「寒いね」って肩寄せた君に

心臓の音がバレそうで

言葉はまた　凍りついた

次こそはって　自分に言い聞かせ

「今度はちゃんと伝える」って決めたのに

夜が明けてしまうたび

また一歩　遅れてしまう

楽しいほど　苦しくなる

君の隣で

どれだけ「次」を重ねれば

勇気に変わるんだろう

君に届く言葉を

私はまだ探してる