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ブルースに健康はつきものであるかもしれない。
健康は財産だとよく言ったもので、幼い頃には想像だにしなかった様々な障壁が年とともに現れてくるのが健康という分野なのである。かくいう私も10代のころはいざ知らず、20代になって血圧が高めであるといわれながらも「それは体質である」とあまり深くは考えずに人生を送っていた。しかし20代最後の健康診断ではなぜかここまで10年近く高血圧にぎりぎりかかっていた血圧が正常範囲に収まってしまった。しかも特に何も健康には気を使っていない。うむ、摩訶不思議な現象ではあるが、健康にはなったのかもしれない。
よし、来年の健康診断までたらふく酒を飲み、ラーメンもアイスも食べたいときに食べようじゃないか。人生は短いのだから。
こうして私のHealthy Kingへの道は遠ざかっていったのであった。
…この曲は21歳のころ、初めて「高血圧のお墨付き」をもらった頃にできたブルースである。もっとも、厳密には当時は予備軍だったので歌詞は盛っているのだが。
Ke Bongoは都内で活動する家内工業型音楽制作者。ブルース、ソウル、フォークなどをベースにカツオ出汁と丸大豆醤油で味付けした雑煮的音楽を標榜しているらしい。幼少期からファンクとお囃子のリズムを聴いて育った。歳とともに苦手だったオムライスを好むようになるなど嗜好の変化が見られるが、これは音楽性にも反映されているようである。 2012年より作曲と演奏、ミックスを自己完結したスタイルを続けている。 表に出ることは稀で、普段はインターネット上に作品を出すのみである。それ故、表玄関に表札を掲げていない。ただし勝手口はフリーパスである。 2020年にアルバム「Southern Big River Railroad」を、2022年にはアルバム「Halle Bongo」をリリースしている。 次は何魚の煮付けが提供されるのか、今後が気になるといえば嘘になる。 2023年5月吉日 清水町野次郎 記
S.B.R.R