歌詞

恋人達が行き交う黄昏に

末(うら)枯れる木々　重ね合わせ

ほろりと頬を伝う雫は秋雨　それとも

どこに行けば　忘れられるのでしょう

色褪せぬ　ふたりの面影

閉じ込めてた心の奥

漂う残り香を抱きしめた

もう一度だけ　願いを込めて

花弁　ひとつ、ふたつ　数えて

ひらひら

ねぇ　鏡よ鏡よ　答えてよ

夢の中でなら愛してくれますか

移りゆく景色　万華鏡

愚かな忘れ花のように

独りぼっち　あなたはいない

薄れてゆく傷跡　人の運命(さだめ)

時が全てを癒すでしょう

臙脂の花　撫でる夜風

月がそっと心を照らした

もう二度とない　再会のとき

想い出　ひとつ、ふたつ　手放す

さよなら

嗚呼　幾度も重ねる　星月夜(ほしづくよ)

あなたとの記憶　葬り去れたなら

寄せては返す波のように

いつの日か海に溶けてゆく

それまで　あともう少しだけ…

瘡蓋から　涙零れ

名前を呼ぶ声が離れないの　苦しい

蕾はいつしか花となり

そして美しく散りゆく

巡り廻る季節は　繰り返す

ねぇ　鏡よ鏡よ　答えてよ

夢の中でなら愛してくれますか

移りゆく景色　万華鏡

もうすぐ旅立つ　あなたから

新たな未来(あした)に　贐を