Lyric

冬の空に 星が燃える

暗い土の中 射し込む光

影は幻 凍てついた 君を

強く抱いたこの腕は

砂に変わりほころび消え朽ちる

冬の空に その名を籠める

重く孵るのは 歪な命

夜の闇に 錆び付く月

願いだけが瞬くように

導くその先は 終わりない痛み

雪に微睡み 崩れゆく 君の

小さな身体を食い尽くし

ひとつになり彼岸の道をさあ

鐘よ強く鳴れ

哀れみを哭け

無様な俺を

嗤って殺せ

人の心が

暴かれてゆく

蟷螂(とうろう)枯れゆき

春に彷徨え