歌詞

小一時間じっくりあたためた

ほてったお肉の香り

できあがりが たのしみね

みんな なんだか そわそわしてる

何気なくこぼした その言葉が

着火点になったみたい

美味しそうなグルメを見つけて

ぞろぞろと集まってきちゃったのでした！

お皿のサイズはどうしよっかな？

六寸とか七寸？

淡い色の お花を盛りつけて

ばえる感じに しあげて

拡散してく うわさとクチコミ

あまねく連鎖反応

甘くとろける嘘は蜜の味

叩いて潰して引き剥がされて

こんがり仕上げた

わたしが知らない『私』

みんな無我夢中で咀嚼する

（everything）

こんなのって散々ね

正しさに飢えている 世界がわたしに

ナイフをつきたてる

ドライアイスで冷えた心ごと

ぜんぶ溶かしたくなって

とてもあついあついあついあつい

オーブンにしまいこんで

ブッシェル・あんまん・パン・猫・ハラミ

タウリン・ヴィーガン・鶏排・ドーナツ・魚

腎・パン・猫・ハラミ・アジ

食券・幸運・貝・食う・℃

野菜・食う・焼く・シャリ・柿

握る・ミルク・麩・シジミ

シシトウ・メニュー・服用

チェリー・生地・創業

（sadistic）

こんがり仕上げた

わたしが知らない『私』

みんな骨の髄まで咀嚼する

（everything）

こんなのって散々ね

逆さまに縁取った 世界にわたしは

さよならを告げたよ

ごめんね のこしてしまって

美味しいご飯 作ってくれたのに

ごめんね のこしてしまって

そんな悲しまないでいいよ

こんなに爛れた

私らしい さいご じゃんね

みんな気の毒そうに眺めてる

それじゃあ さようなら

腸をしゃぶりあう世界に私は

いちぬけた

こんがり仕上げた

『私』が知らない わたし

あなたの腕の中で眠ってる

（Pacify）

こんなのって当然ね

なにもかも なくなった 世界に私は

すてきな ゆめをみる