歌詞

先回し。

悲しみを

悲しみを超えて　過行く走る流制倶無(りゅうせいぐむ)　続きを眺めて　止まる標識の如く

立ち止まっては　振り返る先　ああ、明日は昨日にあった。

届く　先に　伸ばして　届けた　遠く　遠く　近くに近づいては消える　逸る　期待　後に

回して　運ぶ　灯火　感ずるままに　輸送を警護して

何重(いくえ)にも何巡にも回(めぐ)る　一線引き続ける興解(こうかい)旅路、尾を引く

光の粉々　結晶　散りばめ　素亡(すな)の如く

先に　伸びては　消えていく　走る先　届く　までは終わらないでほしいと願った先で

止まる　止まる　多くの標識止まって消えて　静寂の中に静けさ超えて　とどまる空中

空白　音は　吐息　響く　その凍えた先で　とどまるまで　終わらないでと　始まりすらも

軌跡が消えて　散りばめられた光の粉々　消えるまでが　私の勝負だ

遠く　遠く　流れてゆく　とどまることなく　先に　伸びては　遠くに　一歩を

大きく過ぎる　走る　走る　走る先　届けていくために　行きたい先超えて　触れることなく

過ぎた先のさなかに　振り返る余韻も後先に消える　ああ　過ぎた　さなかに　いたのは

どの時代の　私が　標識にはならなかったと　示すように　粉々になったか

光の尾は行き先に　ついてくるのは　後先回し。