ヘッドライトが
窓から差し込んでは消え
つけっぱなしのテレビは
君の顔を照らす
街や砂漠や雪道を
縦横無尽に走る4WD
柿の種を皿に出し
安い酒を注ぐ
自問自答の午前4時
液晶も黙る
毎日が砂時計のように
音も立てずただ流れていく
息を吐いて 吸って
吐いて 吸って
なんとなくだっていいんだよ
格好良い理由は要らない
溜め息ついて仰いで涙ぐんで叫んで
動けなくったって大丈夫
時が優しく運んでくれるから
引出しは
穴の開いた靴下で埋まり
流し台は
インスタントの容器で溢れ
めくり忘れたカレンダーから
じんわり滲む非現実
ヘッドライトは
いつしか朝の光に替わり
黙り込んだ画面は
再び口を開く
毎日はきっと星の砂
どれひとつ同じ形は無い
息を吐いて 吸って
吐いて 吸って
なんとなくだっていいんだよ
特別な理由はいらない
溜め息ついて仰いで涙ぐんで叫んで
上手くやろうとしなくていい
何も繕わなくていい
息を吐いて 吸って
吐いて 吸って
なんとなくだっていいんだよ
格好良い理由は要らない
溜め息ついて仰いで涙ぐんで叫んで
動けなくったって大丈夫
時が優しく運んでくれるから
- 作詞
小川ハル
- 作曲
小川ハル
小川ハル の“呼吸 (Piano Version)”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
快速 / 東京行
小川ハル
- 2
レーザービーム (Hal Edition)
小川ハル
- 3
ハードラー (Hal Edition)
小川ハル
- ⚫︎
呼吸 (Piano Version)
小川ハル
JR中央線(東京-高尾)から着想を得た、ラッシュ通勤への讃歌「快速/東京行」、音楽活動初期から大切に歌い続けてきた代表曲「呼吸」、aoiroへの提供曲「レーザービーム」、Snugsへの提供曲「ハードラー」を含む全4曲入りのミニアルバム。
アーティスト情報
小川ハル
「音楽の処方箋」をモットーに活動している、シンガーソングライター。 ピアニストとしてライブやレコーディングのサポート、またアレンジや楽曲提供などで多くのミュージシャンと関わり、関わったミュージシャンには「ハルチル(=ハル・チルドレン)」という愛称が生まれる。 2019年11月 代官山LOOPにて自主企画「ハルの夜の夢Vol.3」200人ソールドアウト。2021年より松浦航大の楽曲制作に全面的に携わる。
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