手にしたいと思えば
思うほどに離れてしまう
どこにもいない
誰にも見えない
おゝい
嘘じゃない言葉で伝えていた
絡まった糸がすぐ解ければ
とゞめを刺した日の涙を
こする指先がまだ濡れたまま
覚えているかい
あのありふれた朝を待っていたい
いつかの夜 立ち向かいたい
うずくめた身体から伸びる影消える頃には
ありきたりでいい
まだ間に合えば
いままで通りに焦がれてみたい
目に写らないものが
今もまだここにあると知った
解けたら線は元通りに結べない
求めてまた手放す
“ーそれでもおれは待っている“
おれは今更光を求めた
おゝい
嘘でも笑いかけていれば
絡まった糸もすぐ解けていた
とゞめを刺せた日にまた会おう
そんな予感だけ
いまはさようなら
覚えているかい
そういえば「誰もが誰かを待っている」
なんて教えてくれたっけな
どこにいても見つけよう
おゝい
あのありふれた朝を待っていたい
いつかの夜 立ち向かいたい
うずくめた身体から伸びる影消える頃には
ありきたりでいい
まだ間に合えば
いままで通りに焦がれてみたい
目に写らないものが
今もまだここにあるんだろう
洒落た言葉なんて似合わないな
伝えるのさ ありのまま
抱き抱えた隙間から
こぼれてしまわないように
答え合わせはもう辞めにした
思い通りの意味を足した
忘れかけていた"それ"を
おれもまだ覚えていると気付いた
- 作詞
宮内慎二
- 作曲
宮内慎二
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- ⚫︎
誰もが誰かを待っている
Wu Mang
男臭いロートーンの甘い歌声で大事な人たちとの別れ、やるせない世情への思いを
ポジティブに綴った内容の歌詞をロマンチックに歌い上げた楽曲。
アナログシンセサイザーやアップライトピアノの暖かみのある音色と
ドラムマシンの無機質な音色を組み合わせて現代的に仕上げた儚くも力強いバラードでもある。
アーティスト情報
Wu Mang
Your Romance、Mistakesのメンバーとして活動した 宮内シンジのソロプロジェクト。 70年代のUK/USのシンガーソングライター達の普遍的なメロディー、80年代のシンセポップ、00年代以降のインディー・オルタナティブ等、様々な時代の音楽から影響を受けた記名性の強い楽曲を自身で制作。 男臭くロートーンの特徴的な歌声で自分の過去や人間関係、やるせない世情への思いを気ままに綴った日記のような歌詞をロマンチックに歌い上げるシンガーソングライター 。 2019年中国8都市を巡るツアーも成功させるなど、 国内に留まらない活動を目指す。 2020年7月、自身として1年以上ぶりとなる新曲「誰もが誰かを待っている」をリリース。 今作は新進気鋭の映像監督・上田昌輝氏によるMVも制作。 今後、楽曲制作や様々な映像クリエイターとのコラボレーション作品を精力的に発表予定。
Wu Mang