楽厭アウフヘーベンのジャケット写真

歌詞

花を雪ぐ

BΣretta Crossrain

澄んだ瞳の奥の灰色の翳りが

長い前髪の影 隠れていること

貴方の一番近くにいた筈だったのに

気付いていなかったんだ

咲き誇る貴方の明るさに何度救われただろう

もう大丈夫だよ

今度は私が貴方を守るから

二人凍えて冷えた手を繋ぎ合って

互いの熱で蕩かしてゆく

どんなに暗く醜い現実も

優しく温かい雫で雪ぎ流して

貴方はあまりにも可憐で清らかで

甘く香った蜜に害虫が寄る

虫喰いの花弁を貴方が気にするなら

私が千切るから

苦しかったよね 痛かったよね

全部白い雪で上書きして

貴方と約束した楽園へ 私が連れて行くよ

はらり 凍えて冷えた貴方の肢体に

後悔だけが降り積もっていく

例えこの手を黒く汚したっていい

ただの悲しい話では 終わらせない

二人だけの秘密雪を被せ

氷解の春の先まで

例えそれが罪だとしても構わない

どんな罰も報いも私受けてみせるよ

はらり あれから何度季節は巡って

また淡い雪は降り積もって行く

どれだけ待ってももう実りはしない

約束を胸に抱いて

二人夢見た場所へ一人辿り着いて

輝く光の粒の向こう

貴方の笑顔を見た気がしたから

一度だけまた抱きしめて さよなら

  • 作詞

    BΣretta Crossrain

  • 作曲

    如月結愛

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ゴシック&ダークな世界を歌うVsinger、BΣretta Crossrainの3rd Album。
「ペシミズムとオプティミズム」をアルバムのテーマに掲げ、計8曲を収録。

アーティスト情報

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